絵画の購入前に必ず確認したい点

絵画を購入する前には、確認しておかなければならない点がいくつかあります。

まず一つ目は、その絵画のサイズとそれを飾る場所の折り合いが良いかどうかです。
サイズを聞いただけでは実際に飾った際に予想以上に大きかったり、予想以上に小さく自分自身のイメージと大きさが違い飾る場所の変更を余儀なくされたりすることもよくあります。
そうならない為には、欲しい絵画のサイズが分かったら、実際に飾る場所に同様のサイズのものを置いてみたり、しっかりと大きさを測り絵画を飾ったときの大きさをイメージしておくことが重要です。

次に、その絵画を飾るのに、どれくらいの費用が必要かどうかも確認しておきましょう。
絵画を飾るには絵画にマットシートと額縁を入れなければなりません。そして、これらの費用は思ったよりも高額となる場合があります。大きな絵の場合は想定外の価格となりまうので事前に確認をしておく必要があります。
また、絵画は、使用する額縁によってその雰囲気が大きく異なります。
そのため、出来るだけその絵画にピッタリで、サイズも雰囲気も合う額縁を選ぶ必要があります。最初から額縁が決まっている場合は、それが自分の飾る場所にあっている額縁なのか確認をしましょう。
あまり高額でない絵画を購入したにもかかわらず、飾るために額縁を購入して総額がが高くなることもあるので、絵画は本体の値段だけでなく、額縁の値段も考えて購入するようにしましょう。

また、ポスターを飾るのは辞めましょう。本当に良い紙と技法で作っている絵画とポスターでは全く違います。ポスターを飾ることに抵抗がない方もいらっしゃいますが明らかに見た目でわかってしまいます。
また、「資産」という観点から見ると、10万円以下の絵画は良い物であればほとんど価値が変動することはございません。数年後に同じ価格で売却出来ることも非常に多くあります。
しかし、値上がり目的で数十万円の絵画を購入するのは辞めましょう。そのため、よほど高い値段の絵画を買う場合を除き、絵画を買う際は「資産価値の値上がり」にこだわるよりは、「自分がその絵を好きだから」という観点から考察して選んだ方が絵画を飾る本質に適っています。

絵画は、飾ることに意義があります。
高値になるかどうかではなく、自分が気に入った絵画を飾り部屋の雰囲気が変わるのを楽しみましょう。