イタリアルネサンスの絵画
人間性の復活ルネサンス
十四世紀中頃、ペストがヨーロッパ中で大流行し、全人口の三分の一ともいわれる人々が死んでいった。人々は恐怖と不安に満ちた生活を送る。しかし、いつまでもそんなことは続かない、反動はある。徐々に商業が活発師、都市が繁栄しはじめる。人々は再び自分たち人間を、自然を、そしてきっと明日を信じ始めた。そして、絵画を描き始めた
ルネサンス＝人間性の再生の時代だ。あまりに神中心だった中世を抜け出し、人間が華々しく生きていたギリシャローマ時代を理想と考える。しかし、神を否定したわけではない。当然、神の慈悲を信じている。解釈の仕方が厳しい神様よりからちょっと人間より担ったのだ。神様が少し優しくなった。たとえば。、優しいまなざしの聖母マリア様のように。実際、ルネサンスでは神がキリストより聖母像に人気があった。ところでルネサンス絵画といってもフィレンツェとヴェネツィアという二つの土地で特徴が違う。フィレンツェの芸術家はダヴィンチに限らず、画家であり、彫刻家であり、建築家、詩人、科学者だった。そしてデッサン、つまり線を大切にしていた。一方のヴェネツィアでは画家は画家であり、線よりも色彩に重きを置いていた。
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